独り言 のち 時々猫

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「吾輩も猫である」

吾輩も猫である

夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版ですよ!
猫好きな8人の作家さんが、それぞれの視点で、
猫として語っています。

赤川次郎
 「どうやら、私は「猫」と呼ばれるものであるらしい」

新井素子
 「妾(わたし)は、猫で御座います」

石田衣良
 「わたしたちネコ族と違って・・・・・」

萩原浩
 「吾輩はねこである」

恩田陸
 「ワタクシは猫であります」

原田マハ
 「俺は猫だ」

村山由佳
 「あたしは、猫として生まれた」

山内マリコ
 「あたしは猫」

こんな一行目を読んでしまったら、もう、後へは引けません。
ワクワク・ドキドキしてページをめくります。

ですが、基本的に、
「全く、人間たら不自由な生き物ね。
私達、猫とは、次元が違うわぁ。」
という目線の作品ばかりなので、8人も読むと、飽きてしまいます。

何という不遜なことを言う、わたしでしょうか。
飽きてしまう。なんて・・・
でも、正直、次々に読むと、どれがどれかわからない・・・

そこんとこ、残念ですが、
☆二つ


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筒井康隆「旅のラゴス」

旅のラゴス

有名な作家さんで、しかも、テレビにも良く出ていらっしゃるからでしょうか。
何だか、色々と読んだつもりになっていましたが、
よく考えてみたら、何も読んでいない。
思い込みって、恐ろしいわぁ。

この「旅のラゴス」は、そんなに分厚い本ではないのですが、
読後には、長い旅が終わって、
ちょっとグッタリしてしまいました。

なぜ、こんなに疲れるのだろう?

ストーリーは、異文化、異習慣だらけで、
馴染みのない世界観が広がっています。
その上、時間そのものが早く感じられたり、遅く感じられたりします。

観たことも聞いたこともない世界で起こる、
様々なエピソードですが、
その全てのピースが集まって、
人生そのものを旅しているような気持ちになります。

疲れの原因はそこらあたりにあるのかも。。。

悲しきかな、やはり、SFチックなお話には、
どうしても、脳みそが馴染みませんわ。

ということで、申し訳ないのですが、私的には☆二つ



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深水黎一郎「美人薄命」

美人薄命

いやいやいや、美人薄命て。
カエ婆ちゃん、美人でもないし、若死にでもないし。
ん?
なんで、このタイトル?

まぁ、それはおいといて。

今どき男子とユーモア満載の婆ちゃんの掛け合いが面白い。
老人で溢れるであろう日本の明日は明るいかもよ。
って、思えました。
私も、今どき男子にお茶飲み友達になって貰えるような、
婆ちゃんを目指します!

ストーリーの意外性もあって
☆二つ半です。


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岩瀬成子「マルの背中」

マルの背中

ストーリーは、この絵から始まっています。

この装丁を見て、心を動かされない人はいるでしょうか。
膝を抱えてしゃがみ込む少女と、
少しだけ距離を置いてうずくまる猫。

少女の視線は、猫ではなく、自分の足元に落とされています。

子供の力ではどうしようもない現実を、
静かに静かに受け止めているような、切なさを感じます。

心が不安定なシングルマザー
食べるものにも困る貧乏
会うことのできない幼い弟

子供の心がどんなにしなやかでも、
簡単にやり過ごせない、苦しい現実でしょう。

預かり猫のマルの背中を撫でてごらん。
亜澄ちゃんの心が、少しでも温かくなると良いね。

酒井駒子さんの絵とストーリーと、
あわせて☆二つ半です。




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奥田英朗「向田理髪店」

向田理髪店

雑貨店の次は、理髪店。
というわけではないんですが。

こちらは、ああなって、こうなってと、時系列に整理する必要のない、
単純で、ちょっと心温まるお話でした。

舞台は北海道の過疎の町です。
きっと、日本になら、どこにでもあるような、
目をつぶれば、すぐにでも思い描けそうな、
同じような毎日が続く、田舎町です。

だから、些細な変化でも噂になり、心配の種になります。

住民は、皆、お節介で、頑固で、情に厚い。
それこそ昭和の匂いがして、私には懐かしい設定でした。

でも、良いお話過ぎて、
逆に普通感がいっぱいになってしまいました。
惜しくも☆二つです。


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