独り言 のち 時々猫

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十三湊「ちどり亭にようこそ」

ちどり亭にようこそ

登場人物は、良い人ばかりで、安心して読めます。
丁寧にお料理をして、丁寧に生きることは、
簡単そうで、実はとても難しい。
それを、さらっとやってのける花柚さん。
はんなりしていて、実は、頼もしい女主人かも知れません。

文中、あぁ、まさしくそうだなと思った一節です。

~~~~~
落ち込んでいる人、泣いている人に、他人ができることなんて本当は何もないのだと思う。心を慰めよう、何かしてやろう、と周りが思うのは、その人のためというより、何もできない自分に耐えられないからじゃないだろうか。
~~~~~

私も、気づかずに、自分の気持ちを相手に押し付けていたのではないか。
ハッとしました。

☆二つ


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吉野万理子「ロバのサイン会」

ロバのサイン会

「女優のプライド」・・・猫
「波乗り5秒前」・・・イルカ
「おれ害獣」・・・鹿
「うまれないタマゴ」・・・イグアナ
「お値段100万円」・・・犬
「アゲハひとりぼっち」・・・蝶
「青い羽ねむる」・・・インコ
「ロバのサイン会」・・・ロバ

犬も猫もイグアナも蝶々も、しゃべるしゃべる。
皆、しゃべります。
そして、命には、すべて心が宿っています。
感情があります。

きっと、そうに違いない。と、
小さいころ頃から、信じていました。
そんな気持ちを物語にしてくれた、吉野万理子さん。
絶対、吉野さんも、動物大好きなんだろうなぁ。


「青い羽ねむる」は涙腺崩壊しますよ。
電車の中で読むのはやめましょう(笑)

☆二つ半


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小川洋子「人質の朗読会」

人質の朗読会

冒頭で、何故、人質が朗読会をしたのかわかりますが、
そのことを考えながら読むと、
どのお話しも、心に沁みてきます。

特別なエピソードではなく、日常の一部を切り取った題材です。
でも、とても丁寧に心の動きがわかります。
そして、タイトルを読んだ時に想像する世界を、
上手に裏切ってくれます。

更に上手いな~と思ったのは、
最後に、語り手の、職業・年齢などが記されていることです。
読み終えた後に、再度、
この朗読をした人質の人生に、
静かに思いを馳せるきっかけとなります。

しみじみしたい人にはお薦めです。

☆二つ半


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知念実希人「黒猫の小夜曲(セレナーデ)」

黒猫の小夜曲

『優しい死神の飼い方』の続編です。

黒猫に身をやつした高位の霊的存在が、
地縛霊の未練を解決し、わが主様の元へ送るために、
大活躍をするという設定です。

ファンタジーであり、ミステリーであり、
まぁ、色々細かい矛盾は脇に置いておいて、
さっくり楽しむことが出来ました。

黒猫、という単語に反応してしまっただけですが
この続編が出たら読むかしら?
微妙。

☆二つ


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R J Palacio「Wonder」

wonder.jpg

顔に障害を持って生まれた少年。
顔だけが、他の人と違うために、
乗り越えなければならない問題がたくさんあります。

少年、家族、友達。
色々な視点で物語が語られます。

あるがままを受け入れられる人。
違うものを排除したい人。
人の心は、様々な環境下で育てられ、
考え方を変えることは難しい。

でも、少しの勇気で、変えられることもある。

もし、私だったら・・・
そう思いながら読みました。

☆二つ半


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