独り言 のち 時々猫

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柴崎竜人「三軒茶屋星座館1」

三軒茶屋星座館1

星座にまつわる話は、ギリシャ神話をモチーフにしています。
神様だって、欲におぼれ、妬み嫉みにまみれ、
人のものを取ったり、わがままを言ったりする。
そんな、ありえへん世界観が好きです。

神様達のあれこれを、現代の言葉に置き換えて、
ドラマ仕立てで解説するところが最高でした!

「うち、アフロディーテ言うねん。
めっちゃ、綺麗やろ。
綺麗すぎて、困ってんねん。
色んなお人が言い寄ってきて、もう、面倒くさいわ。
ほんで、好き好き、言うくせにな、
他の女にも色目使うて、どういうことなん。
っちゅう話ですわ」 みたいな。
(いや、まさか、大阪弁ではございませんが)

物語は、星座の話とリンクして進みます。
それも面白いし、
目頭がじーんと熱くなるシーンもあって、 楽しめました。
ただ、もう少し、人物を掘り下げて欲しいような。。。
それは2作目からなのかも?

こんな、プラネタリウム見ながらお酒が飲める店、
我が家の近くにも作ってほしいわぁ♪

☆二つ半


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遠田潤子「雪の鉄樹」

雪の鉄樹

いや~
重たいです。

何故、主人公が贖罪の日々を送っているのかが、
中盤で明らかになってきます。
私には、その出来事が、
こんな面倒くさい生き方をする理由には思えませんでした。

主人公は善人です。


ただ、食後の食器を灰皿代わりに使っても、
それを不快に思えない感性は、
彼の、育てられ方に問題があるからです。 
いままで食事をしていたお皿に、
灰と吸い殻が入っていることに違和感がないのは、
善人であればあるほど、とても切ないです。

雪に冷えた鉄柵を、素手でずっと握っているような、
焼けつくような痛さ。
そして、ひりひりとする孤独を感じることで、
自分を罰しているような。

いや~
重たいです。

☆二つ


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山本甲士「ひかりの魔女」

ひかりの魔女

不思議なパワーで、色々な問題をハッピーに解決してしまうおばあちゃん。
本当は、少し時間と手を掛けると、
人生のこんがらがった糸も、
ちゃんとほぐれることを教えてくれます。

体が忙しくても、心まで急ぐことはない。
そう、わかっていても、
「はい、次。はい、次。」
と、慌ただしい毎日に、優しい気持ちがついて来ません。

おばあちゃんになるなら、こんなおばあちゃんになりたいわ。
そんなひかりおばあちゃんのお話でございます。


いやいや、やっぱり健康が第一やね。
足腰が弱いと、こんなこと、出来へんわ。
☆二つ


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藤崎翔「神様の裏の顔」

神様の裏の顔



そうか!
そこに繋がるか!

なに?
そういう事か!

ちょっとムリヤリ感もありますが、結構楽しめました。

まるで神様のような坪井先生のお葬式が舞台です。
教え子、同僚、近所のおばちゃん、店子、の坪井先生への思いが入り乱れ、
最後には、一つの方向を指し示すようになるのですが・・・

選考委員会満場一致の横溝正史ミステリ大賞の「大賞」受賞作だそうです。
裏切られ方が嫌いじゃないです。

☆は二つ半 南無~


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中場利一「離婚男子」

離婚男子



大阪弁全開!
めっちゃ読みやすいで!(←自分が関西人やし?)
その上、子供の健気さにウルウルやん!

天井の電球まで持って、妻が家出やと。
もぬけの殻になった借金返済中のマンションで、
二歳の子供と、慣れない生活を始めるトラック運転手。

はて、なんでまた、妻は失踪したんや?
夫は、子連れでトラック行脚するんか?

大阪のあつい家族のドタバタ劇と掛け合いも楽しいで。
深く考えずに、さっくり読める一冊やったわ~

☆二つ半


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