独り言 のち 時々猫

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遠田潤子「雪の鉄樹」

雪の鉄樹

いや~
重たいです。

何故、主人公が贖罪の日々を送っているのかが、
中盤で明らかになってきます。
私には、その出来事が、
こんな面倒くさい生き方をする理由には思えませんでした。

主人公は善人です。


ただ、食後の食器を灰皿代わりに使っても、
それを不快に思えない感性は、
彼の、育てられ方に問題があるからです。 
いままで食事をしていたお皿に、
灰と吸い殻が入っていることに違和感がないのは、
善人であればあるほど、とても切ないです。

雪に冷えた鉄柵を、素手でずっと握っているような、
焼けつくような痛さ。
そして、ひりひりとする孤独を感じることで、
自分を罰しているような。

いや~
重たいです。

☆二つ


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山本甲士「ひかりの魔女」

ひかりの魔女

不思議なパワーで、色々な問題をハッピーに解決してしまうおばあちゃん。
本当は、少し時間と手を掛けると、
人生のこんがらがった糸も、
ちゃんとほぐれることを教えてくれます。

体が忙しくても、心まで急ぐことはない。
そう、わかっていても、
「はい、次。はい、次。」
と、慌ただしい毎日に、優しい気持ちがついて来ません。

おばあちゃんになるなら、こんなおばあちゃんになりたいわ。
そんなひかりおばあちゃんのお話でございます。


いやいや、やっぱり健康が第一やね。
足腰が弱いと、こんなこと、出来へんわ。
☆二つ


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藤崎翔「神様の裏の顔」

神様の裏の顔



そうか!
そこに繋がるか!

なに?
そういう事か!

ちょっとムリヤリ感もありますが、結構楽しめました。

まるで神様のような坪井先生のお葬式が舞台です。
教え子、同僚、近所のおばちゃん、店子、の坪井先生への思いが入り乱れ、
最後には、一つの方向を指し示すようになるのですが・・・

選考委員会満場一致の横溝正史ミステリ大賞の「大賞」受賞作だそうです。
裏切られ方が嫌いじゃないです。

☆は二つ半 南無~


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中場利一「離婚男子」

離婚男子



大阪弁全開!
めっちゃ読みやすいで!(←自分が関西人やし?)
その上、子供の健気さにウルウルやん!

天井の電球まで持って、妻が家出やと。
もぬけの殻になった借金返済中のマンションで、
二歳の子供と、慣れない生活を始めるトラック運転手。

はて、なんでまた、妻は失踪したんや?
夫は、子連れでトラック行脚するんか?

大阪のあつい家族のドタバタ劇と掛け合いも楽しいで。
深く考えずに、さっくり読める一冊やったわ~

☆二つ半


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「吾輩も猫である」

吾輩も猫である

夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版ですよ!
猫好きな8人の作家さんが、それぞれの視点で、
猫として語っています。

赤川次郎
 「どうやら、私は「猫」と呼ばれるものであるらしい」

新井素子
 「妾(わたし)は、猫で御座います」

石田衣良
 「わたしたちネコ族と違って・・・・・」

萩原浩
 「吾輩はねこである」

恩田陸
 「ワタクシは猫であります」

原田マハ
 「俺は猫だ」

村山由佳
 「あたしは、猫として生まれた」

山内マリコ
 「あたしは猫」

こんな一行目を読んでしまったら、もう、後へは引けません。
ワクワク・ドキドキしてページをめくります。

ですが、基本的に、
「全く、人間たら不自由な生き物ね。
私達、猫とは、次元が違うわぁ。」
という目線の作品ばかりなので、8人も読むと、飽きてしまいます。

何という不遜なことを言う、わたしでしょうか。
飽きてしまう。なんて・・・
でも、正直、次々に読むと、どれがどれかわからない・・・

そこんとこ、残念ですが、
☆二つ


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