独り言 のち 時々猫

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筒井康隆「旅のラゴス」

旅のラゴス

有名な作家さんで、しかも、テレビにも良く出ていらっしゃるからでしょうか。
何だか、色々と読んだつもりになっていましたが、
よく考えてみたら、何も読んでいない。
思い込みって、恐ろしいわぁ。

この「旅のラゴス」は、そんなに分厚い本ではないのですが、
読後には、長い旅が終わって、
ちょっとグッタリしてしまいました。

なぜ、こんなに疲れるのだろう?

ストーリーは、異文化、異習慣だらけで、
馴染みのない世界観が広がっています。
その上、時間そのものが早く感じられたり、遅く感じられたりします。

観たことも聞いたこともない世界で起こる、
様々なエピソードですが、
その全てのピースが集まって、
人生そのものを旅しているような気持ちになります。

疲れの原因はそこらあたりにあるのかも。。。

悲しきかな、やはり、SFチックなお話には、
どうしても、脳みそが馴染みませんわ。

ということで、申し訳ないのですが、私的には☆二つ



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深水黎一郎「美人薄命」

美人薄命

いやいやいや、美人薄命て。
カエ婆ちゃん、美人でもないし、若死にでもないし。
ん?
なんで、このタイトル?

まぁ、それはおいといて。

今どき男子とユーモア満載の婆ちゃんの掛け合いが面白い。
老人で溢れるであろう日本の明日は明るいかもよ。
って、思えました。
私も、今どき男子にお茶飲み友達になって貰えるような、
婆ちゃんを目指します!

ストーリーの意外性もあって
☆二つ半です。


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岩瀬成子「マルの背中」

マルの背中

ストーリーは、この絵から始まっています。

この装丁を見て、心を動かされない人はいるでしょうか。
膝を抱えてしゃがみ込む少女と、
少しだけ距離を置いてうずくまる猫。

少女の視線は、猫ではなく、自分の足元に落とされています。

子供の力ではどうしようもない現実を、
静かに静かに受け止めているような、切なさを感じます。

心が不安定なシングルマザー
食べるものにも困る貧乏
会うことのできない幼い弟

子供の心がどんなにしなやかでも、
簡単にやり過ごせない、苦しい現実でしょう。

預かり猫のマルの背中を撫でてごらん。
亜澄ちゃんの心が、少しでも温かくなると良いね。

酒井駒子さんの絵とストーリーと、
あわせて☆二つ半です。




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奥田英朗「向田理髪店」

向田理髪店

雑貨店の次は、理髪店。
というわけではないんですが。

こちらは、ああなって、こうなってと、時系列に整理する必要のない、
単純で、ちょっと心温まるお話でした。

舞台は北海道の過疎の町です。
きっと、日本になら、どこにでもあるような、
目をつぶれば、すぐにでも思い描けそうな、
同じような毎日が続く、田舎町です。

だから、些細な変化でも噂になり、心配の種になります。

住民は、皆、お節介で、頑固で、情に厚い。
それこそ昭和の匂いがして、私には懐かしい設定でした。

でも、良いお話過ぎて、
逆に普通感がいっぱいになってしまいました。
惜しくも☆二つです。


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東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

ナミヤ雑貨店の奇蹟

ぴあのさんがブログで、お芝居も面白いと書いていらっしゃいました。
図書館で予約を入れたところ、
人気作家の東野圭吾さんの本にしては、すぐに読むこと出来ました。

お話は、ナミヤ雑貨店の店主が、人生相談に回答をする、
という軸で、過去と現在を行きつ戻りつ進んで行きます。

エピソードはどれもハートフルです。
そして、人生に迷い、疲れ、悩みを抱いて、相談をする主人公たちは、
皆、私と等身大でした。
別々の話だと思っていたエピソードが、どこかで繋がってゆき、
縁の不思議も「なるほど」感に満ちていました。

「なんて回答するのか?」
「その回答は、どう影響するのか?」
気になって、ページをめくる手が止まりませんでした。
流石、東野圭吾さん!

ただ・・・やっぱり・・・時間旅行が苦手です。
時空のパラドックスを克服できません。
過去に戻って、現在に帰って、ああなって、こうなって、
何で?
どうして?
どうやって?

頭が固いので、私的な謎が残って、スッキリ出来ないのです。
短絡的な脳みそでは、納得が出来ず・・・
つまり、☆は二つかも。


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