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独り言 のち 時々猫

2010年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年09月

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道尾秀介「ソロモンの犬」

本屋に、ワンコ・ニャンコものの本があれば、
一応、手に取って見てしまう。
そうして、ほとんどの場合、買ってしまう。

今回も「ソロモンの犬」という題名だけを見て、
思わず購入してしまった。

本-ソロモンの犬

作者は道尾秀介。
以前「向日葵の咲かない夏」を読んで、
また、彼の作品を読むことになるとは、思わなかった。
(私にはが~ん過ぎでした)

今回は、こいつが犯人か・・・と思わせた後、一転・二転させ、
最後には、なるほどね。となる仕掛け。

結末まで読んでも、「だから?」
という推理ものも多い中、
結構、青春しながらスッキリと楽しめた。

この本のモチーフとなっている「ソロモンの指環」
それがあると、動物と会話が出来るという。
もし、そんな指輪があったら、どんなに素敵だろう。
我が家の女王様やかまってかまって君と話せるって、夢みたいハート
具合の悪い時も、もう困らないねハート

クーンツが「ウオッチャーズ」という本を書いている。
その本に出てくる<アインシュタイン>という犬は、
なんと! 人と会話が出来る!

その本を読んだ時、本当に<アインシュタイン>に会いたかった。
(本の中の犬なのに・・・)
そして、今度は、「ソロモンの指環」が欲しくなった。
(どこまでも強欲な私?)

でも、「ソロモンの指環」があると、
殺処分されてゆく生き物たちの、
悲痛な叫びも聞かなければならないのかも知れない。



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かまってかまって君、おとなしくなる

昨日、二度目の脱走を成功させた、かまってかまって君。
娘が、ドロドロになった彼をシャワーしてやった。
その後、タオルドライしたが、猫の毛はなかなか乾かない。
冷房の効いていない廊下で、必死に毛づくろいしていたが、
幸い、この猛暑で、前回よりは早くふさふさに。

そこから、かまって君が、思いっきりおとなしくなってしまった。
ず~っと、部屋の隅で寝てばっかり。
一度も二階から降りて来ないし、反応も鈍い。

コードまみれ
   「死んでないよ。だってこんな格好もできるもん。」

寝るときには、娘のベットに場所替えしていたが、
やっぱり反応しない。
まさか?・・・ショックで?・・・いや、父が寂しくて呼んだ?・・・
熱中症?・・・死んじゃうの?・・・

妄想が妄想をかきたて、気が気ではない。
夜中に何度も目が覚め、その度に、娘の部屋をのぞいて
確かめてみる。
午前3時、私は全く眠れなくなった
しょうがないので、24時間テレビを見てしまった。

今日の朝、カリカリを食器にいれてやったら、
かまってかまって君がすっとんで来た。
やたら食べている!
な~んだ、この食欲なら、大丈夫かぁ。

今、彼は、私のPCの向こう側で、涼しい顔をして
眠りこけている。
(私は、汗、だくだく・・・)
やはり、ちょっとテンションは低めだが、
昨日よりは、お元気なご様子。

いじけて、むくれて、悲しくて、怒ってただけなの???
そんでもって、元気がなかったの???
ごめんね。

って、ちょっと待て!
ごめんなさいするのは、どっちやねん!



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父逝く

8月26日午前8時前、父が息を引き取った。
享年84才

朝、義姉から電話があり、
その日のうちに、新幹線で実家へ帰った。
家に着いた時には、既に父は納棺されており、
冷たくなってしまっていた。

近親者と知り合いの方達だけに知らせ、
家族葬で済ませるとの方針。
ゆっくり、お別れが出来るので、私も賛成だった。

父には、寂しいお見送りになったかも知れないが、
派手好きではなかった父に、ふさわしい葬儀だとも思う。

先週末、意識のはっきりしない父を見たのが、
最後となってしまったけど、
「また、来るからね」
と言った時には、ちゃんとわかっていた。
手をおでこにかざし、敬礼をしてくれたのが、
父と私のお別れになってしまった。

母が痺れを切らして、父を呼びに来たのだろうか。
今頃、あちらで母に小言を言われているような気がする。

「こんなに長い間待たせて、どういうつもりや。」
「もう、せいぜい楽しまはったやろから、呼びに来たげたんや。」

母に怒られながら、好きだった煙草とお酒、飲んでるかな。
もう、誰も止めないから、ゆっくり楽しんでね。

母が亡くなった後、酔っ払って
「来世でも、お母ちゃんと一緒になるつもりや。」
と言っていたのだから、その事もちゃんと伝えてあげてね。

お父さん、私は今でもお父さんが大好きだよ。
私がそちらへ行ったら、お酒、一緒に飲もうね。
しばらくの間だけ・・・・・バイバイ。


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前垣和義「大阪のおばちゃん学」

私の出身は、兵庫県である。
大阪と神戸の、ちょうど真ん中あたりで、
大学を出るまで、そこで育った。

東京に来てから「大阪出身?」と聞かれると、
「いえ、神戸です」と答えていた時期もある。
自分を「大阪の人間」とは、思っていなかった。

大阪より神戸の方が、山の手の感じがするし、
言葉も、私のは大阪弁ではない、という自負があった。

父のことで、実家に帰る回数が増え、
ふと、新大阪の駅で、この本が目にとまった。
「大阪のおばちゃん学」である。

大阪のおばちゃん学

いやはや、けっさくであった。

大阪のおばちゃんは、いつもバックに飴をしのばせ、
「飴ちゃん、食べなはれ」と言って、他人に食べさせることが
好きである。
(あるある、よー見かけるわ)

「これ、なんぼやと思う?」
「それ、なんぼやったん?」
と、すぐ、値段のことを聞く。
(母は、全くこのタイプ。安う買うたら、
「これ、なんぼやと思う?」の連発)

「どこ、行かはんのん?」
「ちょっとそこまで」
「そら、よろしなぁ」
で、挨拶になっている。
(近所のおばちゃんは、いつもこれでOK)

「三つ買うたるから、一個おまけしてんか」
(母の買い物に付き合うと、いっつも言うてたなぁ)

「最近、きれいにならはったんちゃう?」
「いや、あんたもそう思う?」
お世辞は、真実と受け取る。
(あれ? 私がそうなってるやん)

等々、この本を読んでいると、
「まさしく、その会話を、ライブで聞いて育ちました」
と思い当たることばっかり。
私って、バリバリの大阪のおばちゃんやん!!!

作者は、かなり、大阪のおばちゃんを擁護しているが、
プラスの面もマイナスの面も、
ちゃんと分析している。

大阪のおばちゃんに、「学」がつくなんて。
すごい時代になったものだ。


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二次検査

山王病院での、人間ドックで、
胸のCTがひっかかり、要精密検査となった。
今日は、その二次検査のために、
再び山王病院へ。

予約をして行ったが、一時間ほど待たされ、
診察室へ。
担当医は、若くて美しい女医さん!

CTの画像と、マンモグラフィーの画像で、
どこが悪いのか、説明を受ける。
再度行ったCT検査でも、やはり、アウト。

触診では、触らないのに、
何か黒い影が・・・

悪性ではないようだけど、、、と言われ、
取りあえずは、安心。
でも、ここは白黒、ハッキリさせようじゃないの。

一応、
「細胞診て、痛いですか?」
と聞いてみた。
オッパイに針を刺すわけだから、
痛くないわけがないのに。

「局部麻酔しますから、違和感はあるけど、
大丈夫ですよ」
の、言葉で、
「やって下さい!」

で、痛い痛い麻酔を打ってから、
細胞採取して貰った。

先生は、自信たっぷりで手際も良かったが、
どうも、看護師さんは、新米のようでどくろ
人事ながら
「がんばれ~」
などと思ってしまう。

兎に角、来週の金曜日、結果が出る。


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