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独り言 のち 時々猫

2011年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年08月

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渡辺淳一「愛の流刑地」

渡辺淳一の「愛の流刑地」を読んだ。

愛の流刑地

相変わらず、エロエロ描写てんこ盛り。
特に上巻は、ゲップが出てきそうなくらい執拗に丁寧に書かれている。
日経新聞を、通勤電車で読んでいたお父さん達、
毎朝楽しみだっただろうなぁ。。。

獄中の主人公に宛てられた女性からの手紙の一節が心に残る。

「愛はエロスです。
エロスは死です、タナトスです。
死があるから芸術があるように、死があるから人は愛するのです。
愛は死によって完結し、昇華し、無限のものになるのです。
彼女が願ったのは、その頂点で死ぬことです。
本当に愛しあったら死ぬしかないのです。」

確かに、どんな事でも、死を意識することで、
感じ方や考え方が変わるだろう。
それもわかるけど、自分のエゴだけで、死を願うことは、
やはり、理性が許さないような気がする。

だって、「エクスタシーの絶頂で死を迎えて、
あんたは幸せだろうけど、残された子供はどーすんのよっ!」
って、普通ならブレーキがかかる。
「お母さんが、不倫の末絞め殺されて、学校で苛められて、
一生、その事実を背負って生きてゆくのよっ!」
などど、先々のことまで考える。

私には、渡辺淳一の究極の愛は、絵空事にしか思えないなぁ。

全然違うはなし。
この本を読んでいて、何故か次のフレーズを思い出した。
「エロエロエッサイム」
(単なるエロエロつながり)

調べてみたら「エロイムエッサイム」が正しく、
映画「魔界転生」の中で沢田研二演じる天草四郎が唱えるのです。
黒魔術で召喚の際に唱える呪文らしい。
初めて知りました。


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だら~ん

暑いわ~
誰も家にいない平日の日中は、特に、暑いわ~

今年は、節電だからって、日中にタイマーでエアコンつけてくれなのよ。
去年は、良かったわ。
秘密結社嬢の部屋は、お昼からはエアコンが効いてて、
寒くなったら、他の部屋に移動できたし。

おかんが「真夏に毛皮着てるんやから、そら、暑いわぁ」って。
分かっているのなら、少しは冷してほしいものだわ。

だら~ん
   「何とかしなさいよ」






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永眠

ルールブック氏の父親が、24日午前、永眠した。
実家の父が逝ってから、約1年。
突然のことだった。

私たちの年代は、今、親を見送らなければならない順番になった。
自然の摂理だとはいえ、辛いことには変わりがない。
その内、自分たちも見送られる番になる。
誰かがこの世を去る時、自分の最期についても考える。

死ぬのは怖いし、さびしい。
でも、楽しみは、あちらの世界で、再会できるかも知れない人がたくさんいること。
大好きだった祖父母や両親。
家族のように身近にいたおじちゃん。
今までに飼って来た、歴代のアホ犬たち。
父を愛したインコ。
長く生きると、死んでから、会えるだろう人が増えてゆく。
つまり、楽しみも増えるのだと、思うことにした。

お地蔵様







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奥田英朗「真夜中のマーチ」

「真夜中のマーチ」の作家、奥田英朗は、
「空中ブランコ」で直木賞をとった作家ですと。
全然、知りませんでした。
かなり色々なジャンルを書かれているようで、
これから、少し続けて読んでみるのも面白そう。。。

「真夜中のマーチ」は、自分の周りにいたら・・・
と想像したくない三人組のお話。
かなり、はた迷惑な人たちである。

チンピラ風のかる~いのりで生きているヨコケン
ちょっとオタクッ気がある、ダメ会社員のミタゾウ
高ビーで自己中な美女クロチェ

とんでもないキャラクター設定で、ストーリーもありえね~~~
どこが落としどころなんだぁ?
と、途中で心配になった。

クライマックスは、ハラハラドキドキで面白かったけど、
読後に何も残らず、非常にさっくりしたところが
かえって良いのかも。。。

真夜中のマーチ


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猫のおきもの

スピーカーの奥。
テレビの下。

置物になった、かまってかまって君。

置物

やっぱりややこしい場所が好きやなぁ。


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