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独り言 のち 時々猫

2011年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年08月

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宮部みゆき「火車」

あまりにも有名な、宮部みゆきの「火車」を読んだ。
本屋さんで、平積みされているのを見かけ、
書評にも、「一番面白いミステリー」とか
「ミステリーの傑作」とか、大絶賛されている。
読む前から期待でワクワク

火車

で、読んでみたら、期待を裏切らず、面白かった

宮部みゆきは私と同年代。
時代設定が、少~しだけレトロで、それが良い。

女の無意識の中にある意識を、
ズバ~っと、言葉で言い表している、それも良い。

奇抜などんでん返しや、ジェットカースターのようなスピード感はない。
でも、ストーリーを読み進めてゆくと、
どうしても、喬子と会いたくなる。

会って、どうする訳でもないけど、
どうしても、会ってみたくなる。

喬子が犯したであろう犯罪。
その犯罪を起こさなければならなかった過程。
その殆どは、状況からの判断と推測の中にある。
それらを積み重ねて、読者に強烈に「喬子と会ってみたい」と思わせる。

是非、他の作品も読んでみよ~~~





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