吉村昭「三陸海岸 大津波」
吉村昭の記録文学「三陸海岸 大津波」を読んだ。

明治29年、昭和8年、チリ地震の三回の津波の記録である。
今回の東北を襲った津波の前にも、悲劇は何度も繰り返されていたことがわかる。
現代のように情報伝達技術が進んでいない時代なので、
口承だったり、子供の作文が残っていたりする程度だが、
伝わってくる、その悲惨さには変わりがない。
丹念に記録を調べ、話を聞き、まとめあげたこの本を読むと、
テレビのニュースで映像を見るよりも、実はもっと深く心に残る。
第1刷は2004年3月10日である。
その7年後、また、同じ悲劇が三陸を襲った。
人間は、自然から学ぶことは多いが、自然に勝てることはない。

明治29年、昭和8年、チリ地震の三回の津波の記録である。
今回の東北を襲った津波の前にも、悲劇は何度も繰り返されていたことがわかる。
現代のように情報伝達技術が進んでいない時代なので、
口承だったり、子供の作文が残っていたりする程度だが、
伝わってくる、その悲惨さには変わりがない。
丹念に記録を調べ、話を聞き、まとめあげたこの本を読むと、
テレビのニュースで映像を見るよりも、実はもっと深く心に残る。
第1刷は2004年3月10日である。
その7年後、また、同じ悲劇が三陸を襲った。
人間は、自然から学ぶことは多いが、自然に勝てることはない。
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