高野和明「幽霊人命救急隊」
すごい設定の物語である。
自殺してしまった4名の男女が崖の上で出会い、
天国に行くために7週間以内に100名の自殺者を救うことになる。
孤独、病苦、借金苦などで、自殺しようとしている人達を、
力を合わせ、知恵を絞り、次々と救助してゆく。
そして、その内、4名の主人公達は、気づき始める。
天国に行きたいから、自殺者を救っているのではなく、
この世との接点を失いたくないから、
一人でも多くの人を助けたいのだと。
そう、彼らは死んでしまってから、
生きぬことの大切さを知ることになる。

文中、自殺者の殆どがうつになっており、その状態を淡々と描写している。
うつ状態になると、柔軟な考え方が出来ず、
メビウスの輪のように、負の考えが、永遠にグルグルとめぐるだけだ。
今の自分のパニック障害とダブって、重苦しい部分もあったが、
この4名の主人公が、「病院へ行けば、必ずうつが治る」と
何度も力説している。
私もそれに乗ってみるかな~、と思えた。
自殺してしまった4名の男女が崖の上で出会い、
天国に行くために7週間以内に100名の自殺者を救うことになる。
孤独、病苦、借金苦などで、自殺しようとしている人達を、
力を合わせ、知恵を絞り、次々と救助してゆく。
そして、その内、4名の主人公達は、気づき始める。
天国に行きたいから、自殺者を救っているのではなく、
この世との接点を失いたくないから、
一人でも多くの人を助けたいのだと。
そう、彼らは死んでしまってから、
生きぬことの大切さを知ることになる。

文中、自殺者の殆どがうつになっており、その状態を淡々と描写している。
うつ状態になると、柔軟な考え方が出来ず、
メビウスの輪のように、負の考えが、永遠にグルグルとめぐるだけだ。
今の自分のパニック障害とダブって、重苦しい部分もあったが、
この4名の主人公が、「病院へ行けば、必ずうつが治る」と
何度も力説している。
私もそれに乗ってみるかな~、と思えた。
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