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独り言 のち 時々猫

2012年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年05月

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沼田まほかる「九月が永遠に続けば」

第5回ホラーサスペンス大賞受賞作のオビに惹かれて思わず買ってしまった。

九月が永遠に続けば

でも、ホラーじゃない。
絶対に。
設定は結構エゲツナイし、ちょっとありえない。
でも、面白い。
最後までドキドキしながら読んでしまった。

息子の失踪から始まる、息をするのも苦しいような日々。
後悔、焦燥、絶望にクラクラする。

沼田まほかるは「猫鳴り」の時もずっしりとした読後感だったけど、
今回はもっとドロリとしていた。


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即席キャットタワー

かまってかまって君は、いわゆるスマートではない。
どちらかといえばメタボ体型。

それなのに、最近、即席キャットタワーを楽しんでいる。

ぴょんぴょんぴょん

運動するのはとても良いことです
でも、液晶テレビの上に乗って、爪で傷をつけるの、辞めてください
降りられなくて、鳴いて呼ぶのも、辞めて下さい


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シーツ残酷物語

少し暖かくなりましたが、かまってかまって君は、
かまってもらえない時は布団にもぐっています。


どこかなどこかなどこかな


さて、と掛け布団をめくってみると


いたいた


やっぱりいました。


無残


シーツを穴ぼこだらけにして。。。
おーシーツ残酷物語。
こんなシーツ、外に干せません(^^;)


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伊吹有喜「四十九日のレシピ」

朝の電車は眠くて眠くて、本を読んでいられる状態ではない。
この本は、めずらしく家で時間のある時に読み進めたために、
本紹介の記事が続くことに。

四十九日のレシピ

内容は、結構ヘビー。
継子関係、不妊、不倫、離婚など、家族にまつわる問題ばかり。
それを奇妙な登場人物がゆるゆると溶かしてゆく。

ところどころ、涙が出そうになりながらも、心がほわ~っと暖かくなる。
最後は、腑に落ちない点もあるけど、それもありかなぁ。

レシピという言葉には、料理の作り方という意味のほかに、処方箋という意味があるそうだ。
大事な人がいなくなったあと、私にもレシピがあれば良かったのに、と思った。
逆に、こんな素敵なレシピを残せれば、とも思う。


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山本一力「ほうき星 上・下」

男っぷりの良い男前な主人公が多い山本一力。
今回の主人公は、女性。
しかも、お話は生まれる前から始まる。

健全で暖かく仲睦まじい夫婦の間に生まれ、
愛に満ちた大人たちの中で成長する「さち」の物語だ。

文中、登場してくるのは、人情味に溢れ、善意の人ばかり。
「そんな、世の中、良い人ばっかりじゃないよ」
と思わなくもないけど、お話の世界としては安心して読める。
また、江戸っ子のきっぷの良いしゃべり方や、土佐弁の暖かさも嬉しい。

「いすず鳴る」でも描かれていたクジラ漁の場面ではドキドキし、
カツオ出汁のきいた料理の作り方を読んでお腹がぐーと鳴った。


ほうき星


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