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独り言 のち 時々猫

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中島京子「小さいおうち」

中島京子?
私には馴染みのない作家です。
でも、この本の装丁はかなり可愛い。
相乗効果なのでしょうか、「小さいおうち」というタイトルがハッピーな感じで溢れています。
思わず手に取って買ってしまいました。

戦前・戦中・戦後を通して、日本のちょっと上流階級の家庭のことが
女中さんとして働くタキさんの目線で語られています。
思っていたようなメルヘンチックでハッピーな時代ではなかったのです(^_^;)

戦争が激しくなってゆくと、物がどんどん減ってゆく上に、
何につけても窮屈な生活を強いられます。
テレビでも映画でも、軍国主義に傾いて行く日本をみるのは悲しいものです。
それを、飄々と描いているので悲壮感はないのですが、
私にとっては、現実感もなかったなぁ。。。

女中さんって言葉を、今は使わないですね。
家政婦さんとか、お手伝いさんとか、でしょうか。
家政婦と言えば市原悦子さん。
あ、今は松嶋奈々子ちゃん?
お手伝いさんと言えばコメットさん。
これは古すぎましたm(__)m
女中さんは・・・女中さんは・・・やはりこちらも現実感がありませんでした。

小さいおうち

私は、おおきい家に女中さん付きで住みたいです。


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