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独り言 のち 時々猫

2013年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年08月

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西澤保彦「いつか、ふたりは二匹」

智己君は、眠っている間に猫のジェニーになって、
犬のピーターともお話が出来るという設定です。

寝ている時だけ猫の体に乗り移れる?!
ステキー!

狭い隙間をするりと抜け、
家の屋根で日向ぼっこし、
暗い中でも平気で走り、
誰かに媚びなくても、誰かが媚びてくれる。

猫の目線で見た世界はどんな感じなんでしょうか?

謎解きの最後は、少し切なくなります。
だって、乗り移られる側のジェニーは、自分の気持ちも意思も、
何も伝えないうちにいなくなってしまうのです。

「なんで、本当のジェニーを少しも書いてあげなかったのだろう?」
「いつか、ふたりは二匹、ってどういう意味だろう?」
ほんの少し不本意さが残るのですが、とても素直な気持ちになれました。
活字も大きいし(これだけで、得点が高くなります)ズイズイ読めるお話でした。

いつか、ふたりは二匹

余談です。
この本は、近所の本屋さんで少し前に購入していました。
多分、ブログ用の画像を拝借しようとアマゾンで検索したのだと思います。
それが、記録に残っていたのですね。
「???面白そうな本じゃないの。何故、私って買わなかったのかしらん」
と、当然のようにポチして二冊目を購入いたしました。

今、私の家には、同じ本が二冊あります。

へんてこうさぎ「orz」


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