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独り言 のち 時々猫

2013年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年09月

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お盆

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   「お、絵が変わったよ」


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   「おかん、これはじぃちゃんが描いた絵?」

そうだよ。
姫リンゴと瓜だって。

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   「高いところからの方が、よう見える」

私の父も母も、八月が命日です。
お盆の最中に母の、そして、下旬に父の命日が来ます。
最近、よく、父と母のことを思い出すようになりました。

今読んでいる本のあるシーンで、主人公の中年男性が、
幼なかった頃の自分を回想する場面があります。

傘を持って遠い駅まで母を迎えに行ったのに、その母を見つけられず、
駅員の計らいで、すれ違って家に帰っていた母が迎えに来てくれる。
ずっと我慢していた不安から解放されて、ポロポロと涙が溢れてしまう。

という、誰にでも経験があるような、ちょっと切ない思い出です。

「歳を重ねて、ここにこうして生きている。
遠い昔の記憶を何かの拍子にたぐり寄せながら。
その時々の父と母の面影をいまでも大切に心にしまい込みつつ、こうして世の中の片隅で生きている-。」

不覚にも、このシーンと主人公の心を読んで、泣きました。

なんでだろ?
ほんと、歳を取ると、涙腺がゆるいわ~

もうすぐ、父と母が戻ってきます。
引越ししたこと、お墓に報告してないけど、ここだってわかっているかしら???


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