穂村弘「絶叫委員会」
「世界音痴」「本当はちがうんだ日記」を読んでから時間が経って、
久しぶりに穂村弘さんの作品を読んでみたくなりました。

で、またまた、むう、と唸ってしまいました。
日常の何気ない会話や言葉の切り取り方が、やはり秀逸なのです。
さて、穂村さんは、子供の頃に聞いた文言や普段引っかかっている表現を、
何故、こんなにも的確に引っ張り出してくることが出来るのでしょうか。
殆どが、雑談やたまたま耳に入った他人の会話なのに、
ちゃんとピックアップし、吟味し、比べ、解析している、その感性に、
パチパチパチと拍手を送りたい心境です。
回転寿司屋での恋人たちの会話(文中に出てきます)
彼「ウニって本当は宇宙人だったらこわいね」
彼女「わざわざ遠くから来ているのにお寿司にされてかわいそう」
隣に座っている若いカップルがこんな会話をしていたら、
「お~い、大丈夫か~?」」
「ウニのどこの部分が宇宙人っぽいのー?」
「遠くから来てるって、どの位遠くなのー?」
と突っ込みどころ満載ですよね。
多分、自分が何を食べているのか忘れてしまうほど、
カップルの会話を盗み聞きしてしまいます。
ただ、私なら、我を忘れてしまうほどのインパクトを受けても、
家のドアを開ける前に忘れてしまいます。
ところが、穂村さんはそれを自分の中に取り込んで、
ちゃんと消化し、記憶しているのです。
それだけでも、すごーい!
やっぱり、本を書く人は違うわ~
と、変なところにも感心した私です。
☆二つ半!
久しぶりに穂村弘さんの作品を読んでみたくなりました。

で、またまた、むう、と唸ってしまいました。
日常の何気ない会話や言葉の切り取り方が、やはり秀逸なのです。
さて、穂村さんは、子供の頃に聞いた文言や普段引っかかっている表現を、
何故、こんなにも的確に引っ張り出してくることが出来るのでしょうか。
殆どが、雑談やたまたま耳に入った他人の会話なのに、
ちゃんとピックアップし、吟味し、比べ、解析している、その感性に、
パチパチパチと拍手を送りたい心境です。
回転寿司屋での恋人たちの会話(文中に出てきます)
彼「ウニって本当は宇宙人だったらこわいね」
彼女「わざわざ遠くから来ているのにお寿司にされてかわいそう」
隣に座っている若いカップルがこんな会話をしていたら、
「お~い、大丈夫か~?」」
「ウニのどこの部分が宇宙人っぽいのー?」
「遠くから来てるって、どの位遠くなのー?」
と突っ込みどころ満載ですよね。
多分、自分が何を食べているのか忘れてしまうほど、
カップルの会話を盗み聞きしてしまいます。
ただ、私なら、我を忘れてしまうほどのインパクトを受けても、
家のドアを開ける前に忘れてしまいます。
ところが、穂村さんはそれを自分の中に取り込んで、
ちゃんと消化し、記憶しているのです。
それだけでも、すごーい!
やっぱり、本を書く人は違うわ~
と、変なところにも感心した私です。
☆二つ半!
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