三浦しをん「天国旅行」

大好きな三浦しをんさんの短編集です。
それなのに、買って来て読むのを忘れ、しばらく本箱であたためてしまいました。
「ん?これ読んだっけ?」
見つけた時には、もう、読んだか読んでないかも覚えていません。
自分で自分のブログを確認して読んでないことがわかりました。
あまりのボケボケ加減に、ゾッとします。
同じ本をうっかり二回読んでしまうなんて、かわいいもんです。

さて、本の内容です。
タイトルから想像出来るように(?)、どのお話も死にまつわるもので、
あまりハッピーなストーリーはありませんでした。
(「天国」と言うから、もっと楽しいお話かと思ってしまいました・・・)
自殺を試みる者、大好きな人の自殺の後に取り残される女学生、
一家心中の生き残り、死者を見ることができる彼などなど。
いずれも、死が全ての終わりではないと言っているように思えます。
心をチクチクさせながらも、毎日を生きていることに、
ちゃんと意味があるのかな?
ところで、私の実名は「○○○を○」です。
三浦しをんさんの「を」と同じところに「を」が入っています。
だからってことではないのですが、とても気なる作家さんです。
けど、今回はちょっと物語に入り込めず、☆二つ。かな。
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