fc2ブログ

独り言 のち 時々猫

2014年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年04月

| PAGE-SELECT | 過去の記事へ

≫ EDIT

岡野雄一「ペコロスの母に会いに行く」

ペコロスの母に会いに行く

自費出版された漫画本です。
認知症の母とバツイチでツルッ禿げの僕の物語。
長崎を舞台に、切なくて、そして、心温まる、大人のための漫画です。

全然知らなかったのですが、映画化もされていました。



私には、介護を必要とする両親はもういません。
あるとすれば、そう遠くない将来、私自信に介護が必要になるかも知れないということ。
置き換えるのは、ペコロスの母と自分の姿でした。

漫画の途中に、作者の幼少期にまつわるエッセイも載せられていました。
私が父や母の若かった頃の姿に思いを馳せても、
それはリアルな色や音と一緒に再現されることはありません。
だからこそ、美しかったり懐かしかったりするのかなぁ。
写真やビデオの記録が簡単になった今、
娘が私の若かった頃を思い出すと、それは現実以外の何物でもありません。
何だか、そのリアルさが、少しだけ悲しいような気がしました。



父ちゃんと母ちゃんに会いとうなったと。
こまかった頃に戻って、おんぶやらして欲しなったと。
そんで、ぬくい背中で守てもろとった自分に戻りとなったとよ。
(エセ長崎弁)



☆二つ半です。


web拍手 by FC2

| 本箱 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP | HOME

≫ EDIT

三浦しをん「舟を編む」

舟を編む

やっと、とうとう、遂に、この本を読むことが出来ました。
本屋大賞を取り、映画化され、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。
と言えば、もう、テッパンですね。

今や、分からない言葉は、ネットでちょいちょいっと調べられるし、
近くに辞書を置いておく必要もなくなった感があります。
入学と同時に一人に一冊買って貰った国語辞書は、
今までの人生で何度くらい使ったでしょう。
その国語辞書の編纂の過程や苦労を想像したことすらありませんでした。

光が当たらない世界で地道に努力を重ねる人達が、清々しく小気味よく描かれていて、
派手さはないのですが、一つのことを深く探究することの素晴らしさを感じました。

読む前に、映画の配役を知ってしまったため、
何となく想像が膨らまなかったのが残念です。

☆二つ半です。



web拍手 by FC2

| 本箱 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP | HOME

≫ EDIT

春のサプライズ

ミータワールドのミータママさんから、とっても素敵なプレゼントを頂きました。
ブログ開設8周年を迎えられたそうです。
おめでとうございます

140326.jpg

カレンダーは、かまってかまって君がモデルなんですよ(=^・^=)
とっても素敵で、毎月楽しみに一年飾ることが出来ますよ(=^・^=)



こちらのランタンキャットベットは、
幼稚園から大学のゼミまで同級生だったお友達のご夫婦から頂きました。

1403262.jpg

なのに・・・
なのに・・・

1403263.jpg

かまってかまって君は「くんくん」するばかりで中に入りません。
やっぱりちょっと体がデカ過ぎでしょうか。
かなすぃい。



もうすぐ、桜が咲きます。
チューリップも水仙もモクレンも、綺麗ですね。
心浮き立つ春の色です。


web拍手 by FC2

| ひとり言 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP | HOME

≫ EDIT

損保ジャパン美術賞 FACE 2014

東京新宿にある損保ジャパン東郷青児美術館に、
「損保ジャパン美術賞 FACE 2014」
を観に行って来ました。

1403192.jpg


「年齢・所属を問わない新進作家の登竜門となるべく、時代の感覚を捉えた輝く作品」
を広く募集し、本年グランプリとなったのがこの作品です。

1403191.jpg


ところが、この作品は別の写真家の写真をトレースした疑いが出てきたとのこと。
画像をお借りして比べてみました。

1403193.jpg


別物だけど同じ物。ですね。
写真から絵を描くこともあると思うのですが、この場合はどうだったのでしょう。
何だか、こんな話ばっかりですね、最近。

へんてこうさぎ「おーまいがっ」
 


web拍手 by FC2

| ひとり言 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP | HOME

≫ EDIT

重松清「ファミレス」

ファミレス

ドラマ化された有川浩の「三匹のおっさん」と少し似ているのですが、
こちらの方が断然美味しいです。
是非、自分でも料理してみたい、と思わせるレシピが所々に出てきます。
卵かけご飯ですら、ちゃんと料理として成り立っているし!?
美味しそうなところに附箋を貼っていたら、結構な量になりました。

全体的には軽いタッチで話が進むのですが、内容には重みがあります。
家族・夫婦・友情・教育。
どれも、ちょっと考えさせられるテーマです。

「親子でも夫婦でもいいんだけど、仲良しの条件ってなんだと思う?」
「わたし、夫婦って、人生のパートナーだと思うんですよ。生活のパートナーじゃないんです」
「正しくても優しくないこと」「正しくなくても優しいこと」

いくつもの文章が、きらりと光って心に届きました。
直ぐに忘れてしまうんですけどね。
また、いつか、読み返してみたいと思う本です。

☆2.5個です(=^・^=)


web拍手 by FC2

| 本箱 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP | HOME

| PAGE-SELECT | 過去の記事へ