重松清「ファミレス」

ドラマ化された有川浩の「三匹のおっさん」と少し似ているのですが、
こちらの方が断然美味しいです。
是非、自分でも料理してみたい、と思わせるレシピが所々に出てきます。
卵かけご飯ですら、ちゃんと料理として成り立っているし!?
美味しそうなところに附箋を貼っていたら、結構な量になりました。
全体的には軽いタッチで話が進むのですが、内容には重みがあります。
家族・夫婦・友情・教育。
どれも、ちょっと考えさせられるテーマです。
「親子でも夫婦でもいいんだけど、仲良しの条件ってなんだと思う?」
「わたし、夫婦って、人生のパートナーだと思うんですよ。生活のパートナーじゃないんです」
「正しくても優しくないこと」「正しくなくても優しいこと」
いくつもの文章が、きらりと光って心に届きました。
直ぐに忘れてしまうんですけどね。
また、いつか、読み返してみたいと思う本です。
☆2.5個です(=^・^=)
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