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独り言 のち 時々猫

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中島京子「妻が椎茸だったころ」

タイトルに惹かれて、読んでみました。

妻が椎茸だったころ

「妻が椎茸だったころ」
じゃあ、夫は?子供は?何だったんだろう?
って、思っていたら、そういう話ではなかったようです。

タイトルの短編以外に4話入っています。

「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」
「ラフレシアナ」
「蔵篠猿宿パラサイト」
「ハクビシンを飼う」

目次を見ただけでも、小説家って本当にすごい発想力があるのだなぁと、
唸ってしまいます。

どれも少し不思議で少し怖いお話です。
5編とも同じ世界観なので、最後の方にじわじわ~と広がってくるのですが、
それがまるで、煮しめた椎茸のうまみが口にあふれるような感じです。

この読後感は、嫌いじゃないけど、好きでもない。かな。

☆一つ半です。


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