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独り言 のち 時々猫

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ロバート A. ハインライン「夏への扉」

夏への扉

学生の頃、兄に薦められ、
基本的にはSF嫌いだった私が、半信半疑で読み始めて、
すぐに夢中になった本です。

まずは、前半ダメダメな主人公が、
後半、巻き返しにかかってそれを成し遂げる痛快さ。

私の不得手なタイムトラベルのパラドックスを、
解決はしてないけど、それなりに理解できる面白さ。

そして、何より、山下達郎が曲にして歌っていた!
という驚きと嬉しさが、強烈な思い出になっていました。

約30年ぶりぐらいでしょうか。
最近、何となく気になって読み返してみました。
驚いたことに、1970年に主人公がコールドスリープに入って、
2000年に目を覚ます物語の時の流れと
ほぼ同じ時間がたっていました。

そうすると、今や普通になっているルンバが、
文化女中器として登場していたり、
コールドスリープの実用化が
救急医療分野で研究されていたりするじゃないですか。
改めて、SFに追いつくようにテクノロジーが進んでいるのを実感しました。

もちろん!
山下達郎が歌っている「夏への扉」も、
改めて聴きなおしてみました。
こちらは、不変の心地よさです。

懐かしさでいっぱいになった、心温まるSFです

☆二つ半

ググってみると、辛辣な書評もあるようです。
でも、私は好きですよ~★
だって、初めて読んだ時には身近にいなかった愛おしい猫が、
今は隣にいてくれますので。


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