筒井康隆「旅のラゴス」

有名な作家さんで、しかも、テレビにも良く出ていらっしゃるからでしょうか。
何だか、色々と読んだつもりになっていましたが、
よく考えてみたら、何も読んでいない。
思い込みって、恐ろしいわぁ。
この「旅のラゴス」は、そんなに分厚い本ではないのですが、
読後には、長い旅が終わって、
ちょっとグッタリしてしまいました。
なぜ、こんなに疲れるのだろう?
ストーリーは、異文化、異習慣だらけで、
馴染みのない世界観が広がっています。
その上、時間そのものが早く感じられたり、遅く感じられたりします。
観たことも聞いたこともない世界で起こる、
様々なエピソードですが、
その全てのピースが集まって、
人生そのものを旅しているような気持ちになります。
疲れの原因はそこらあたりにあるのかも。。。
悲しきかな、やはり、SFチックなお話には、
どうしても、脳みそが馴染みませんわ。
ということで、申し訳ないのですが、私的には☆二つ
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