三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」

何だか意味深なタイトルじゃないですか。
女が四人って、四姉妹か?
それとも、何か訳アリの女だけの共同生活?
そうじゃなければ、どういう関係?
しかも、三浦しをんだし。
なんか読む前から、色々と想像して、
ワクワクが膨らみます!
そうしたらですね、
なんと、カッパとかカラスとかが予想外の登場だし、
語り手が亡くなった人だったり、
色々な意外が盛りだくさんでございました。
一方、ストーリーはゆる~く進みまして、
読み終えるのに、結構時間が掛りました。
勝手に盛り上がっていた私としては、
その高揚感をどう処理すればよいのか。
読後は、何かを食べ忘れたような、
それが何だったのか分からないような、
ちょっと残念な感じになってしまいました。
期待感が強すぎると、
こういう結果になりやすいですね。
☆二つ
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