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独り言 のち 時々猫

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内館牧子「すぐ死ぬんだから」

すぐ死ぬんだから

「終わった人」が定年後のおじさんの話なら、
こちらは、亭主に先立たれたおばさんの話です。

身なりに気遣い、年に抗いながら、
前向きに生きてきたハナ。
ある日、コロリと亭主が逝ってしまい、
その後、思いもよらない不徳が明らかになります。

今まで頑張って来たのは、何だったの?
そりゃあないよね、ハナさん。

年相応が良いのか、若作りが良いのか、
意見の分かれるところでしょうが、
諦めずに持続する姿勢は、賞賛に値するのでは?

ハナを見ていると、既に鬼籍の母を思い出します。
スタイル維持を心がけ、
身に付けるものは、下着も洋服も装飾品も、
妥協を許さなかった、ザ・女です。

見習いたような、面倒臭いような(笑)
でも、定年を迎えてから慌てふためくおじさんより、
はるかに上をいってるぞ!

☆2つ半


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