早瀬耕「未必のマクベス」

タイトルの通り、シェークスピアのマクベスがモチーフになったストーリーです。
マクベスの内容をよく知らない?
大丈夫です。
読み終わる頃には、誰でもマクベス通です。
澳門、香港を舞台にして、IT企業の闇世界と、
企業存続の鍵を握る女性を巡る。。。
う~ん、何だろう?
ハードボイルド、ミステリー、企業もの、青春もの、な(笑)お話です。
はっきり言って、細かいところはよく理解できない、
でも、なんか面白いのです。
こだわりのお酒、舞台となるホテル、洒脱な会話。
みーんなお洒落で渋いのに、
美しく冷徹で無慈悲な殺し屋が出てきたり、
普通の企業戦士が、簡単に人を殺したり、
設定がリアルなのかフェイクなのか、
よくわからないところが良いところでもあります。
守備範囲が広くてまとを絞れていないのに、
その全てがうまい具合に混ざり合ってる感じでした。
🌟二つ半
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