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独り言 のち 時々猫

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朱川湊人「かたみ歌」

深夜便の飛行機の中。
眠れずに、一気に読んでしまった「かたみ歌」

かたみ歌

この世のものとは思えない存在を、忌み嫌うのではなく、
自然に受け入れることの出来る人たち。
物語は七話で、どれも、不思議で、切ない。

特に「ひかり猫」は、いじらく、涙が溢れた。
一匹で生き、お寺の本堂の下で、一匹で死んでいった猫。
きっと、きっと、寂しかったのでしょう。
魂だけとなって、誰かに甘えたくて、主人公の部屋に辿り着いた。
(世の中には -寂しい思いをしているものが、たくさんいる)
そう、寂しいのは、人間様だけではない。
生きている「もの」は、皆、寂しさを抱えているに違いない。

本当の寂しさを知っている人は、
自分以外のものにも、心を寄り添わせることができる優しさがあるのではないか。
そんな事を考えた。

三話目の「栞の恋」は、テレビ「世にも奇妙な物語」で映像化されている。


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