独り言 のち 時々猫

最近の記事へ | PAGE-SELECT | 過去の記事へ

≫ EDIT

垣根涼介「ワイルド・ソウル(上・下)」

少しも知らなかった、戦前のブラジル移民政策。
それは、口減らしの為の、棄民政策だった。

夢の国と信じて、ブラジルのアマゾンに移り住んだ日本人。
その大半は、国に見捨てられ、帰るに帰られず、
人知れず死んでいったという事実。

ワイルド・ソウルの前半には、壮絶なアマゾンでの開墾生活が描かれている。
それは想像を絶するような絶望の連続だったに違いない。

その辛酸を舐め尽くして、尚、生き延びた日本人にとって、
日本政府は、外務省は、どのように映るのだろう。
後半、その報復として、三人の男が日本政府を相手に、
緻密な計画を実行し始める。

「この人は誰だろう?」
から始まり
「この伏線は、どこへつながるのだろう?」
へ続き
「何を持って、この復讐劇はおしまいになるのだろう?」
と期待感いっぱいでラストを迎える。

様々な場面が、様々な登場人物の視点から描かれるが、
やはり、最初の主人公「衛藤」の場面は、息が詰まるようで
凄かった!

ワイルド・ソウル


web拍手 by FC2

| 本箱 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP | HOME

COMMENT

おっ、本の紹介ちょい久々ですね
今本を全然読んでないけど
本を読みたくなった時には
参考にしたいと思ってます(^u^)
なんだろう?脳がボーッとしてるのかな~
活字を最近全然読む気が起きなくて(^_^;)
DVDとかはよく見るんですがねぇ
ビール、今回の紹介したのは
おいしいよ!とは言ってました
が、やはりその前に紹介したとれたてホップが
うまい!って(フルーティー)
そろそろ見かけなくなってきちゃったんですがねぇ
(コンビニにはもうない、かろうじて近くの
スーパーにはあるんだけど)

| もちゅみ | 2011/12/22 17:05 | URL | ≫ EDIT

すごく読みごたえのありそうな本ですね。
題名だけ知ってましたが・・。
私も先日このお正月休みに読もうと三冊ほど買いました。
ま、全部サスペンスですけど(^_^;)

ブラジルと言えば、サンパウロに向かう飛行機の中で
ちょっとしたトラブルがあったのですが、
助けてくれたのは日経1世のおじいさんでした。
ポルトガル語と日本語で通訳してくれて・・。
私の連れと同じ郷里のかただったので、
あちらもとても懐かしがってくれて・・。
いい思い出です。

| ぴあの | 2011/12/23 00:08 | URL | ≫ EDIT

もちゅみさんへ

読書は、家と仕事場の往復の電車の中だけです。
最近、安定剤を飲むとグーグー寝てしまって、
ちっとも読書が進みません(^^;)

我が家でも一番搾りの「とれたてホップ」は大人気です。
もちゅみさんに紹介してもらって、こればかり飲むようになってしまいました。
販売終了してしまうと、困ります。。。

| blue kitty | 2011/12/24 00:01 | URL |

ぴあのさんへ

ブラジルは日本の真裏ですものね。
とっても遠い国、という感じです。

日系の二世、三世と言われても、ピンと来なかったのですが、
この本を読んで、改めて考えることが出来ました。
私にとって、自国の民を捨てる=棄民という言葉は、
かなりセンセーショナルでした。。。

| blue kitty | 2011/12/24 00:06 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://blueseashell.blog134.fc2.com/tb.php/298-dd8da3da

TRACKBACK

最近の記事へ | PAGE-SELECT | 過去の記事へ