独り言 のち 時々猫

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川上弘美「センセイの鞄」

ワタクシが「センセイの鞄」を読んだのは、
本当に、偶然でした。

国語の教師であった老年の「センセイ」と、
その生徒であった30代の「ツキコ」さん。

「サトル」さんのお店で、偶然にも再会をし、
あわあわと過ぎる日々が、描かれています。

男女の駆け引きというには、少し面映いようですが、
れっきとした、恋愛小説と言えるでしょう。

この小説を読んで、老いらくの恋を夢見た男性も多いとか。
それは、まるで、失楽園を夢見た中年女性の様ではありませんか。
(本の内容は全く違いますが・・・)

お話の中で、この「センセイ」と「ツキコさん」は、
全くもって、大変な酒豪となっています。
季節の酒の肴とともに、飲んで、飲んで、飲み続けています。

その様に飲んでばかりいると、アル中になるのではないかと、
ワタクシなんぞは、心配になります。
(ワタクシも毎日飲みますが、量が違います)
「センセイ」はアルコール性痴呆症を患わないだろうか。
「ツキコさん」は遅刻せずに会社に行けるだろうか。
と、下世話なことを考えてしまうのです。

悲壮感も焦燥感もないままに、物語は終盤を迎えますが、
そこには、変わらない毎日の生活があるのみで、
ワタクシはほっとするのでした。

(「センセイ」風の文体にて)

本-センセイの鞄



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