有川浩「三匹のおっさん」
「海の底」「空の中」はちょっとショッキングな内容だったのですが、
今回はとっても心和むお話です。
タイトル通り、三名の還暦を迎えたおっさんが主役です。
そこに孫達も関係してきて、年の差ギャップの会話も面白く、
ストーリーはテンポ良く展開してゆきます。
三匹のおじさん、じゃなくて、おっさんなところが微妙に表現されていて、
年齢が孫よりおっさんに近いおばちゃんは、
「わかるわぁ」
と色々な場面を観察することができました。

解説にあるように、関西では、おじさんのことを、
「おっさん」もしくは「おっちゃん」と呼びます。
その違いは何でしょう?
値切るときは愛情を込めて
「ちょっと、おっちゃん、まけてぇなぁ」
と言います。
喧嘩を売るときは巻き舌を交えながら
「こらぁ、おっさん、ええ加減にせぇよぉ」
となります。
妻が自分の夫の話をする時は
「うちのおっさんが、言うとったわ」
と表現します。
おじさんが自分のことを話す時は
「おっちゃんに任せとかんかい」
に変化します。
ね?
関西弁って、実は、繊細でしょ?
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へぇ~~そういう風に使い分けなんだー
知らなかった
こうやって見ると
あぁーそういう感じだ、って思いました
こっちではおっさんとかおっちゃん言わないけど
おっさんって言うとちょっと投げやりな?
悪意があるような言い方になるかな~
| もちゅみ | 2013/02/03 01:49 | URL | ≫ EDIT