岡野雄一「ペコロスの母に会いに行く」

自費出版された漫画本です。
認知症の母とバツイチでツルッ禿げの僕の物語。
長崎を舞台に、切なくて、そして、心温まる、大人のための漫画です。
全然知らなかったのですが、映画化もされていました。
私には、介護を必要とする両親はもういません。
あるとすれば、そう遠くない将来、私自信に介護が必要になるかも知れないということ。
置き換えるのは、ペコロスの母と自分の姿でした。
漫画の途中に、作者の幼少期にまつわるエッセイも載せられていました。
私が父や母の若かった頃の姿に思いを馳せても、
それはリアルな色や音と一緒に再現されることはありません。
だからこそ、美しかったり懐かしかったりするのかなぁ。
写真やビデオの記録が簡単になった今、
娘が私の若かった頃を思い出すと、それは現実以外の何物でもありません。
何だか、そのリアルさが、少しだけ悲しいような気がしました。
父ちゃんと母ちゃんに会いとうなったと。
こまかった頃に戻って、おんぶやらして欲しなったと。
そんで、ぬくい背中で守てもろとった自分に戻りとなったとよ。
(エセ長崎弁)
☆二つ半です。
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主人の方の祖母、義父の介護をちょっぴりし、
今は、脳出血で半身まひの自分の母と、要介護2の義母を
ちょっぴり介護中です
介護と言っても、人の手を借りれるだけ借りているので
たいしたことはしていません
祖母はアルツハイマーだったのですが
これも、可愛い人と、可愛くない人に分かれますね
祖母の場合は可愛い部類で、
いろいろなお手伝いをしていても全く苦にならず
笑いが出る介護でした
自分もいつかは人の手を借りねばならない時が来ます
そんな時、一つでも冗談が言えるババ様になっていたいと思います
| あぐり | 2014/03/28 13:13 | URL |