中島京子「平成大家族」

認知症が始まった姑、歯科医を引退した夫、普通の専業主婦の妻、引きこもりの30代長男。
4人で暮らしていた緋田家に、長女と次女が出戻ってくる。
長女は破産した夫と屈折した息子を連れ、次女は離婚して年下芸人との子を妊娠して。。。
一挙に問題山積!異常事態発生!
まさしく現代の家族が抱える問題をちりばめた物語です。
でも、核家族の寂しさ故に起こるトラブルではなく、
家族が家族として成り立っているからこそ、
人間と人間の間で起こる問題です。
タイトルは「平成大家族」なんですが、
ちょっと昭和の香りもそこはかとなく。
☆2.5個です。
(最近ずっと2.5だな・・・)
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大家族って楽しそうだけど面倒そうでもあり・・。
一人っ子の私には想像のものでしかありませんが。
それでも何かあったときに支えになるのはやっぱり家族かなと思います。
具体的に何もできなくても、存在するだけでいいっていう関係かなって。
最近、何冊か本を読んでいて思ったのですが、
簡単に読める本ってすごく楽しいのですが、
本を読んだっていう満足感を得るには少し難解な方がいいかなとか。
もちろん、簡単か難解かは
こちらの読解力によるところが大きいわけですけどね(^_^;)
| ぴあの | 2014/04/16 13:55 | URL | ≫ EDIT