中島京子「妻が椎茸だったころ」

「妻が椎茸だったころ」
じゃあ、夫は?子供は?何だったんだろう?
って、思っていたら、そういう話ではなかったようです。
タイトルの短編以外に4話入っています。
「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」
「ラフレシアナ」
「蔵篠猿宿パラサイト」
「ハクビシンを飼う」
目次を見ただけでも、小説家って本当にすごい発想力があるのだなぁと、
唸ってしまいます。
どれも少し不思議で少し怖いお話です。
5編とも同じ世界観なので、最後の方にじわじわ~と広がってくるのですが、
それがまるで、煮しめた椎茸のうまみが口にあふれるような感じです。
この読後感は、嫌いじゃないけど、好きでもない。かな。
☆一つ半です。
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「不思議で怖い」話の短編って外での時間つぶしには最適(^_^;)
感動系だと「泣いちゃダメ」って構えちゃいますし。
でも、この不思議とか怖いとか、
あと、ユーモアとかは(ブラックも含めて)
外国物だと、外れることがあるんですよね。
感覚が違うからかなぁ・・。
あ、でもこれは日本のでしたね。
☆ひとつ半・・ですか。
ますます・・時間つぶし用でしょうか?(^_^;)
| ぴあの | 2014/05/02 17:50 | URL | ≫ EDIT