独り言 のち 時々猫

最近の記事へ | PAGE-SELECT | 過去の記事へ

≫ EDIT

乾緑郎「思い出は満たされないまま」

思い出は満たされないまま

小学生の頃、家から少し離れた団地に住んでいる、
同級生の家に遊びに行きました。
季節は、秋だったか、冬だったか。
夢中になって遊んでいて、ふと気が付くと、
部屋の中に差していた西日が隣の棟に遮られて、
すっかり暗くなっていました。

我に返って、急激に寂寥感を覚え、
心臓がドキドキして、急いで家に帰りました。

走って帰る私の背中を、
どこかの部屋の夕飯の匂いが追いかけてきました。

すっかり忘れていた、子供の頃の記憶が、
この本を読んで思いがけず蘇りました。

少し古くて、静かで、建物の影の暗さが今とは違う、
そんなレトロで昭和チックな団地の風景を思い浮かべます。

言葉にできないけど、匂いや明暗で覚えている、
懐かしいような、怖いような、寂しいような思い出です。

☆二つ



web拍手 by FC2

| 未分類 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP | HOME

TRACKBACK URL

http://blueseashell.blog134.fc2.com/tb.php/665-78f990af

TRACKBACK

最近の記事へ | PAGE-SELECT | 過去の記事へ