萩原浩「金魚姫」

文句なしに面白い!
ページをめくる手が止まりませんでした。
思いを遂げるために、人が金魚となり、
長い時間を巡って、現代の日本にたどり着きます。
ブラック企業で心を摩耗させながら生きているボクに、
破天荒ながら深い闇を抱えている金魚のリュウ。
二人のからみがとても可愛く、笑えて、楽しい序章です。
そして、徐々に物語の輪郭がわかり始め、
何故、リュウがボクのところに来たのか思い当たります。
どうやって繋がるのだろうと思っていた結末への予測は、
ものの見事に裏切られました。
え~っ!
そっちなの~!
萩原浩さんは、何冊か読んでいますが、
こんなに面白かったとは・・・
これは私にとって、
久々のスマッシュヒ〜ット!
☆三つです!!!
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