原田マハ「ロマンシエ」

ロマンシエはフランス語で小説家という意味だそうです。
なるほど~ 小説家はロマンチストじゃないとダメですよね。
ロマンスを散りばめて、ロマンチックな世界に生きていないと、
うっとりする様な世界はかけないかも。
このお話の主人公は、遠明寺美智之輔という、
イケメンなのに同性の高瀬君が大好きな、今どきの男子です。
あることをきっかけに、花の都パリで芸術を学ぶことになり、
聞いたことのないようなブランドもので、身を固め、
キャピキャピと生活を始めます。
おちゃらけ炸裂の文体なのですが、何故か、
共感と羨望と勇気を感じました。
ラブコメ+ハードボイルド+芸術+パリ案内を4で割ったような、
お得な一冊でした。
☆二つ
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